【重要】イベント出店と今後のご費用負担についての想い

昨今の物価高及び、生豆仕入れの困難さが増していく一方な情勢と、我々コーヒー屋・コーヒーを主とする飲食店を取り巻くあらゆる状況を鑑み、コロナ禍以後は特に「自分のような街の個人店主達が、この地域経済全体の豊かさを・にぎわいを永く継続して創出させていくために・街の強靭な基礎として根付き支えていくためにも、まずは自分たちが”ちゃんと事業を継続させ、適正な利益を得て、自分が自分が~ではなく、地域経済をしっかり回していく”こと。自店から街全体にできる限りの関係人口を増やすこと。そして、そのためにできることをもっと主体的に・自発的に考えていかねばいけない・考えていきたいと考えて続けていました。

勿論それは「全体の豊かさ」を考える・作りたい。という大前提の下における「まず自らが良心や恩義への報いとしての自己犠牲・赤字をよかれとしている場合ではなく、率先して世に役立てるためのお金を稼げる状況を強固なるものとして作らねばいけない。その方が結果的に身の回りからであろうと広範囲のwinwinを創出”しやすい”のは明確である。」ということです。はっきりと自分は「私欲のために稼いでいきたいわけでは断じてない。身の回りの人たち・関わり有る無しではなく、漠然とした社会全体が潤い豊かに笑顔になる世界を、できるだけ広く創りたい。」といつも言い切っています。言い切っているから、いまこの文面を改めて13年の節目に綴ろうと思いました。

店舗へのご来店いただく皆様に対してもこの喫茶イレブン開業から13年でコーヒー豆の値段は当たり前のように2倍・3倍、自分達が仕入れる生豆価格は同銘柄比で”もっと”高騰しており、2026年6月現在も、なお毎週のように何かしらの銘柄の生豆価格は上がり続けています。13年のイレブンの歴史の中ではイベント出店時に明確な純利益がある黒字として帰路に就いたことは10回あるかないか、です。(これはどの飲食店でも似たようなことが常態化しており良し悪しで判別するものではないですが、大赤字でも”仕方ない””今日は残念だったね”で「今日の赤字は我慢しよう・仕方ないさ」を当たり前とする傾向が飲食店やお菓子屋さん等の個人経営店舗ではあるあるです。「やり方が下手だ等の意見はいったんごめんなさい耳には入れません。あらゆる状況が存在してしまうのがイベント出店というリスクもある環境なんです。」)そしてこれは本当にその「当人たちのせい」で済ませていいことなのでしょうか?すべてがそうだとは言い切れないと思うんです。

なので、今後すべてのイベント出店や出張でのコーヒーサービス、あるいは自分という焙煎士の話すお仕事等も同様に、その状況が許す限りは「目に見える赤字で帰ること」を少しずつ減らしたいと考えています。大きな目的のひとつとして、自分たち飲食店は”呼べば来てくれる”と思われがちな面も存在し、また、気軽に出店できる形態で経営なさっている店舗さんならばそれがむしろ正解なのですが、自分のように個人経営の店舗である場合「つくれる人の代わりが現状存在しない」「店舗を休まねばいけない(その日の売上を諦める)」「休むことによる食品ロスの発生」そして「また休んでいたという事実に対する”信用の喪失”」です。

そしてもうひとつが「地位向上」です。これはかなり大義的かつ、実に烏滸がましいハナシかもしれませんが、例としてもし自分が1日店に居て、その日ずーっと約12時間ほど焙煎し続けていた場合、当たり前に何十万円分のもコーヒーを淹れられる分もの焙煎豆の製造能力を有していて、もしその日お客さんが例えば30名ご来店いただいた場合、コーヒー1杯ずつでも1万8千円の売上げ、豆売りを含めれば3~4万円の売り上げ(概算ですが)になります。

時は金なりではありませんがどんな業種であろうとも「そういうプロの飲食店主、あるいはつくり手を1日呼んでいる。」と考えたとき、あるプロの〇〇さんのイベントを開いた!とします。そのプロ〇〇である〇〇さんを呼ぶのは〇〇万円、その日コーヒーを入れに来てくれた・お弁当を提供しに来てくれた、プロの〇〇さんやプロの〇〇さんは「売上分だけどうぞ・沢山売れなかったらごめんなさい」で本当に”適正なwinwinなのか?”ということです。これはきっとほとんどのイベント出店者が「なかなか口に出したくても出せない言葉」だと思いますし、僕自身も当然ですが、大きな大きなイベントで、沢山作って仕込んで、でも大赤字を背負って帰る同業者仲間・飲食店主さん達の暗い背中と「でも楽しかったね!」とケラケラ笑って帰る姿をこれまでに「山ほど」見てきました。

儲かって帰りたいのか?お金に目がくらんでいるのかと思われるのであれば、それは誤解です。でもそう思われても仕方がないことを書いているという自負もしています。これはある種の自分というプロの作り手としての「覚悟」と、それに伴う思いと「責任」を言葉にしているのです。そして先述したようにこの「儲け」が得られたとて、それをどう世に「還元」していくかを自分は常に考えて生きています。身の回りのために役立てる方法としての稼ぎならば、いくらでもすべきだと思っているからです。私欲のために稼ぎたいとは断じて思っていません。

そこでまず自分が、5年後・10年後のこの世界に生きる自分のような個人飲食店主・個人経営店舗の方々がどこかしらへ出張!となったときに「プロとして頑張っている飲食店主・経営者・作り手を呼ぶということ」に対する適正なる対価をきちんとそれぞれが明示しやすい状況を作れるきっかけとして、微力ながらも自分は声を上げる必要があるのではないかと思いました。

これは赤字で帰る帰らないは関わらず、儲かろうが網かるまいが、まず「その場にプロを呼ぶ」という事実に対する対価の時点で「赤字ではない(せめてトントンぐらい)」を確約できるレベルを最低限のご費用としてご負担頂くことが、まず1つ目のステップだと考えています。その先は言い始めたらきりがありませんが、やはり「みんなが笑顔で、三方良しをきちんと創り出して、家路につけること」を最終的な目標にしたいです。もちろん飲食店だけではありません、あらゆるその場で赤字で帰ることにネガが生じる出店者さんに対して同じことができる世の中の状況に近づけたい思いがあります。

自分と同じか、似たようなフィールドにおいて、もし5年後に「喫茶イレブンさんは呼んだらすぐタダでも来てくれたのに〇〇カフェさんはお金取るの?」なんて言われる同業者の後輩たちが言われていたらそんな悲しいことはありません。その「道」を少しでも盤石なものにしておくための第一歩は、早く始めるに越したことはないと思っています。(この言葉はある経営者の先輩に言われてハッとさせられたものでした)

正直な所、いまの自分を取り巻く現状でこれを口に出すのはとても勇気が必要です。何を言われるだろうかと、怖いです。理由はシンプルに「今までの慣習」を否とする一面がどうしても存在しますし、またその慣習を自分自身もまた「そういうもんなんだな」と思い、納得した上で「赤字でも仕方ないよ。賑やかしになれてむしろ嬉しいです!みんな笑顔で帰ってくれてよかった!」と自分だって笑って楽しんで帰ってきているこれまでがあったからです。でも、帰ってレジにお金を戻すときに「いいんだ、これで!」と言いながら気持ちは実は複雑だった、のかも、しれません。(その時は気にしないようにしていました。)

でも同時に、主催者さんやイベンターさんによってはその「まず来た事実」に費用を負担させてくれ、言い値でいいからと言って下さった方々も居られましたし、自分が赤字で帰らないように、あるいは赤字であろうとちゃんと広告宣伝・場内告知に精を出して下さっている方々も少なからず居て下さっています。それらの方々と、既存のお取引先様への感謝は本当に計り知れないし、これからも自分は喜んで、最低限のご費用負担での、できる限りの自分がさせて頂ける報いを尽くしたいと考えています。

とにかく、自分達プロの作り手・個人経営者が出張する・お呼びいただくということに対するご費用に対する今の自分がいったん提示する「最低限の負担」を計算し、近日中にもサイト内か、各SNSやブログ、どこかしらで記載できるよう準備をすすめています。そして、そこに対する「高い!」「安い!」的なご意見についてはネットでは書かずに、ぜひお店で直接お話をお聞かせくださいますよう強くお願い申し上げます。重ね重ね伝えますが「覚悟」「責任」と、三方良しをきちんと造りつけたいという思いがあってです。

こんな言葉を使うと悪者を作るような言い方になってしまい大変恐縮ですが(そんなつもりで書いているわけでは断じてありませんが)、自己犠牲を当たり前に喜んでする、それをありがたく受け入れる・それを言葉や発信での「ありがとう!」やTLでの宣伝で済ませることがどのレベルまでは妥当なのかの線引きをきちんとすべきではないかということと、本当にそれがその場に居たどのひとにとってもの三方良しをきちんと具現化できているのかを再考するきっかけに自分があえてこうして書くことで

「なにかちょっとでも、どこか世界中の・日本中のイベントのひとつでも、ふたつでもいいから、何年かかけてでもいいから、主催者さん・出店者さん・来場者の皆さんの三方良しがきちんと出来上がってくれないかな!?」って思っています。乱筆乱文ではございましたが最後までお読みいただきありがとうございます。

自店での価格設定についてはおよそ例えばですが、提供物すべてをイベンターさん・主催者さんよりお買い上げいただき、当日振舞わせていただくという場合では「1日ごとの基本出張代+1杯ごとのコーヒー価格(600円)×想定杯数分+交通費・ガソリン代(&必要な場合は宿泊費)+雑費(場所や時間により別費用が必要な場合)」をベースに考えています。カセットコンロやガスコンロ・クーラーやコップストローお砂糖フレッシュ等の消耗品はそこには含みません。 そこに例えばエスプレッソマシン系のメニュー・牛乳が必要かどうか・アルバイト人員が必要な場合の人件費などが考慮された額としての「今日1日喫茶イレブンをこの場にお呼び頂いたご費用」という大枠を作らせて頂きます。そこから、ご依頼主様ご負担分や消耗品手配分等、不要な額を削っていき最終的な見積もりとしてご提案させて頂く予定です。ご理解のほどをお願い申し上げます。そして今からでも、ぜひお気軽にお問合せは随時お待ちしております。堅苦しいようなことばかりつらつらを書き綴りましたが、フランクに「来てよー!」っていっぺん声かけて頂けたら幸いです。

※今まで通り「協賛品」的な枠でのサポート品を差し上げているイベント等につきましては従来通りご負担は不要です。またいわゆる個人様主催での「マルシェイベント」的な街の中でのイベントへの参加は当面は先述のように固い費用設定を当面はご負担頂かないものとし、もう少し手頃な価格設定を考えておりますので、それも踏まえご相談いただけたらと思います。

そして、従来どおりに「コラボ商品」としてのドリップバッグや、そのほかリキッドでのアイスコーヒー・カフェオレベースなどもラインナップとしてOEM製造に対応できるよう現在鋭意調査中です。あらゆるコーヒーが関われる場・企業様・飲食店様・インフルエンサー等のメディア関係の方々につきましても対応検討いたしますのでご相談ください。自分のオリジナルのコーヒーが作れるって楽しいですよね!お待ちしております。

僕自身は「つくること」が大好きです。考えて、悩んで、おいしいコーヒーが出来たとき、同時にそれをお飲みいただく方々の顔が頭に浮かびます。喜んでくれるかな?どんな顔してくれるんだろう?考えながらワクワクして焙煎機の前に日々立ち続けています。安い商品ではとうの昔になくなってしまいました、でもスーパーでは自分の5分の1ぐらいの値段でコーヒー豆が並びます。それでも自分のものづくりを感じてくださった方々より「安すぎる」とありがたいお言葉を毎日のように頂きながら、この生駒市の裏通りで出せる最高の1杯と最高の焙煎豆を送り出すべく日々研鑽し続けてきました。自分に値段をつけることは本当に苦手です。計算で商売をすることも、お金を稼ぎたいから働いているわけでもありません。自分が人間として健康に生きていく・この仕事と店を維持する・自分やコーヒーに関わってくださった皆さんが笑って下さる、感動してくださることが自分の一番の報酬だと考えています。

おいしいかどうかではなく、この「想いを買ってください」としか言いようがありませんが、そんな気持ちです。どうぞ今後とも14年目の喫茶イレブンと、また末永いお付き合いの程よろしくお願いいたします。そして、どんどんワクワクする、楽しいお仕事をご一緒しましょう!コーヒー豆と共に、いつでもお店でお待ちしております。

店主

FabMeetUp

大事なお知らせ(2つ目)はどこかSNSで別記します。

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